「価格変動を気にせず安定して投資したい」
「投資に挑戦してみたいけど、損するのが怖い」
「新しい投資サービスを知りたい」
そんな方に向けて、価格変動がなく、投資の中では比較的安定的な「funds」を紹介します。
「funds」は個人で企業にお金を貸し、利息を得る貸付投資(貸付型クラウドファンディング)です。
詳しくみていきましょう。
fundsとは?

fundsは個人で企業にお金を貸して、利息収入を得られる貸付投資サービスです。
銀行でお金を借りるとき、利息が掛かりますよね?fundsはその貸す側になって利息収入がもらえるサービスです。
fundsの概要
商品名 | funds |
サービス開始 | 2019年1月 |
運営会社 | funds株式会社 |
法人設立 | 2016年11月 |
資本金 | 1億円 |
参考利回り | 1.5%〜5% |
運用期間 | 2〜12ヶ月程度(案件による) |
投資可能金額 | 1円から |
出資先には「三井住友信託銀行株式会社、伊藤忠商事株式会社、auカブコム証券株式会社、株式会社電通グループ…」など有名大手が名を連ねます。
fundsの運用実績

サービス開始の2019.1〜2021.4までの15ヶ月間で24社の運用実績があります。
今の所、すべての会社が返済でき、投資者は元本割れを起こしていません。

金額は累計64億9910万を運用し、平均利回りは2.2%・平均運用期間は10.47ヶ月となっています。
まだ数と量は少ないですが、安定した運用実績がありますね。
fundsの特徴
運用期間や利回りがあらかじめ決まっている
fundsは投資先の運用期間や利回りが投資する前かた既に決まっています。そのため、あらかじめリスクとリターンを想定した投資を行うことができます。
fundsの提供する貸付投資は社債という制度に似ていて、投資家と企業両方にいいとこ取りの制度になっています。
投資家からすれば「隔日制が持てて、見通しのきく投資」であり、企業からすれば「社債のような面倒な手続きがなく、スピーディーに資金調達ができる」サービスになっています。
投資に参加する際、抽選募集と先着募集がある
fundsには「抽選募集」と「先着募集」があります。
一定の「抽選募集」期間を経て、募集金額まで達していない場合に「先着募集」行われます。
5000万円で募集、最低成立金額3000万の場合、抽選募集と先着募集で最低成立金額の3000万に達しなかった場合は、その投資は無効となります。
投資金額はfunsのデポジット口座(投資のための資金プール口座)に返却されます。
funds優待がある投資先もある
fundsでは株主優待のように、funds優待という機能を設けています。
「投資先企業の商品購入10%OFF」や「試供品プレゼント」など内容は様々です。
投資する金額によって、内容が変わることもあります。
fundsで投資する3つのメリット

メリット①投資先は上々企業グループで安全性が高め
運用実績でも紹介した通り、fundsの運営は安定しています。
fundsの投資先は「上場企業のグループまたは監査法人の監査を経た企業」のみで、「+funds内での審査をクリア」した企業だけが参加しています。
fundsでは元バンカーや公認会計士が審査部門を担当しているため、ある程度返済がしっかりとできる企業のみが対象先になっています。
メリット②1円から投資することができる
ソーシャルレンディングは参入障壁が低くなりつつあり、「1万円から参加可能」なサービスが増えています。
しかし、fundsは「1円から参加可能」です。
さらに、投資期間中に再投資も可能で、分配金を再投資して投資効果を高めることもできます。
メリット③運用の費用・手間が掛からない
fundsは口座へ入金する際の振込手数料を除いて、手数料が全て無料です。
運用も最初から運用期間や利回りが決まっているため、一度投資したらその後は満期を待つだけ。
運用の手間が掛かりません。
おそらく、企業への貸出は運用利回りより高めで、fundsが中間マージンを抜いて、投資家に投資利回りを還元するビジネスモデルなのでしょう。
実際の企業への貸出は私たち投資家に還ってくる利回りより高いでしょう。投資利回り以上の金利で貸し出している程度のリスクはあることは理解しておきましょう。
fundsで投資する3つのデメリット

デメリット①元本保証がない
投資商品全般に言えることですが、fundsにも元本保証はありません。
投資先の企業が返済をできなくなった場合は元本を失う可能性もあります。
また、funds自体が経営を継続できなくなった際にも投資した元本を失うことになります。
投資先はほとんどが上場企業のグループなので、関連する会社の決算情報を見ておくなど対策を講じるとベストですね。
一方、funds自体の決算書は公開されていません。出資先が大手ばかりくらいしか判断材料がないのが現状です。
デメリット②平均利回りが2.2%と他社に比べて低い
fundsは平均利回りが、他社に比べて低いです。
他のソーシャルレンディングでは10%を超える利回りの案件もありますが、fundsの平均利回りは2.2%です。(2021.4現在)
ただし、これは単なるデメリットではなく、安全性が高い裏返しとも言えます。
危険度が高い投資や貸出ほど金利は高く設定され、ハイリスクハイリターンになります。
安全性が高めで、安い金利で貸しているからこそ投資家へのリターンも少なくなっています。
ちなみに、近年ではどんなに内容の悪い会社への貸出も、銀行の貸出金利が5%を超えることはほとんど無いです。
高い金利が設定されている投資や貸出はそれだけリスクが高いことを肝に命じておきましょう。
デメリット③途中解約ができない
fundsでは原則途中解約ができません。
2〜12ヶ月間投資に使った資金は使うことができないので、余裕資金で行うようにしましょう。
一方、貸付投資した企業の業績が好調で、予定よりも早く返済をすることはあります。
そうなると、投資も早く終了してしまうため、予定していた投資効果を下回ることはあります。
fundsの始め方

口座開設に必要なもの
- メールアドレス
- 金融機関口座
- 本人確認書類
以上3点があれば、5-10分で口座開設ができます。
本人確認書類はマイナンバーカードがあれば、それ1枚で口座開設まで行うことができます。
マイナンバーカードがない場合は、マイナンバー通知カード+顔つきの本人確認書類(運転免許証やパスポート)が必要になります。
また、法人で口座開設をする場合は商業登記簿謄本が必要になります。
これらの本人確認書類は画像で提出(アップロード)することになりますので、データを持っておきましょう。
口座開設の手順
口座開設は、Fundsの会員登録ページから会員登録を行います。会員登録では、メールアドレスとパスワードの設定が必要になります。
メールアドレスの確認が終わると、名前や住所、年齢、職業、出金時の振込先口座などの個人情報を入力します。
その後、マイナンバーのアップロードが求められるので、撮影した画像をアップロードします。
手元に書類がない場合、スキップして先に進め、後で画像をアップロードすることも可能です。
提出した資料をもとにfundsで審査があり、問題なければメールアドレスに通知・登録した住所に1~3日後に手紙が郵送で届きます。
入金して投資開始
メールや手紙が届いたら口座開設完了です。
あとは一旦デジポット口座(fundsで投資するための口座)に入金して、投資先を選ぶだけです。
まとめ:お金にも働いてもらおう!

貸付投資のfunds紹介でした。
今のご時世、銀行に預けていても預金金利は0.001%と非常に低いですよね。100万預けて10円。税金引いて7円。
fundsはミドルリスク・ミドルリターンのになっています。平均利回りの2.2%だと1年間100万運用して、2万2千円。税金引いて1万7530円です。
大きく儲かるわけではありませんが、そこまで高いリスクを負わずにある程度のリターンも得られます。
fundsは手数料も運用の手間もほとんどないので、初心者にもおすすめできる投資のうちの1つになっています。
自分で働いて稼ぐのにも限界があるので、お金にも働いてもらいましょう!
コメント